比嘉教授
< 氏名 > 比嘉 充 (ひが みつる) < 所属 > 山口大学大学院理工学研究科物理化学専攻 精密化学 機能性高分子工学 < 所在部屋 > 総合研究棟、7階、716号室 < 所属学会 > 日本海水学会(理事)、日本膜学会(理事、膜誌編集委員)、繊維学会、高分子学会、日本化学会 |
< 略歴 >
平成 3年3月 | 東京工業大学大学院理工学研究科博士課程 工学博士取得 |
平成 3年4月 | 理化学研究所・基礎科学特別研究員 |
平成 6年4月 | 東京工業大学工学部有機材料工学科助手 |
平成 9年2月 | 山口大学工学部応用化学工学科講師 |
平成11年4月 | 山口大学工学部応用化学工学科助教授 |
平成18年4月 | 山口大学大学院理工学研究科物質化学専攻教授
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< 賞 罰 >
平成10年5月 日本膜学会研究奨励賞受賞
平成22年6月 繊維学会賞受賞
平成25年6月 海水学会研究賞受賞
私は沖縄で生まれ、育ちました。沖縄は以前、水不足が深刻で、一年の半分以上断水
が続いた年もありました。海に行けば大量の水があるのにどうして水不足なのか。それ
が幼い頃の私の疑問でした。
沖縄にはニライカナイという言葉があります。それは海の向こう側にユートピア、つま
り理想郷があるという考えです。
海水には食塩だけではなく、金を始めとする貴金属や稀少金属、また未来の燃料と期待
されている重水が大量に溶け込んでいます。物を分ける技術があれば、理想郷は身近に
あるのかも知れません。
人間の血液の無機イオン組成は海水の組成と近いと言われています。生体内の情報伝達
にイオンの輸送は大きな役割を果たしています。イオンの流れを制御する素子が開発さ
れれば、よりスマートな人工臓器が生まれることでしょう。
当研究室では、いろいろな夢を描きながら、21世紀へ向けて、機能性分離膜と、イオン
輸送現象を利用した新しい情報伝達素子の研究を行っています。
< 研究者情報 >
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