二酸化炭素ガス分離膜

 CO2の分離の必要性

 今日、二酸化炭素(CO2)などの一般に温室効果ガスと呼ばれる気体が原因となって地球温暖化が進んでいます。
 太陽から照射されたエネルギーを地球は赤外線エネルギーとして放出しようとします。しかし、大気圏内に存在するCO2などの温室効果ガスがそのエネルギーを吸収してしまうため、エネルギーは宇宙へ放出されず、熱エネルギーとして大気圏内に蓄積されてしまいます。そのため、温室効果ガスが増加すると地球温暖化が進行してしまうのです。


  CO2は温室効果ガスの代表格であり、地球温暖化を抑制するためには大気圏内のCO2濃度を減少させることが必要なのです。


  CO2濃度を減少させる方法は・・・


 化石燃料などの燃焼により発生したCO2を吸収法・吸着法・膜分離法・蒸留法等により分離・回収し、その後深海にパイプラインで送り込んだり、微生物を用いて処理したりする方法が現在考えられています。





 またエネルギー消費を少なくすることで温暖化を防止することができます。



  本研究室では・・・

 CO2を分離・回収する際に必要となるCO2分離膜の研究を行っています。
CO2と親和性の高いポリマーを用いて膜の構造と分離性能との関係などを検討し、さらに実用化の際に必要となる十分な強度も有するCO2選択透過性の高い優れた分離膜の設計を行っています。






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